占星術の破綻:天文学的事実と宗教的規範の間

著者
Dr. Haitham Talaat
占星術や星座、星図への依存は、現代において科学の装いを凝らした迷信の一形態である。その実態は、明白な理性と正しい伝承に反する幻想と占いの混交に過ぎない。
星図における科学的欠陥
NASAを含む公的な科学機関は、今日流通している占星術の図が科学的に不正確であることを確認している。現在採用されている図は古代バビロニア時代に遡るが、太陽の通り道における星の位置は、歳差運動(Axial Precession)と呼ばれる現象、すなわち地球の自転軸の揺れによる緩やかな移動により、数千年前とは変化している。これにより、古い星図は今日観察される天文学的現実から完全に乖離している。
驚くべきことに、星座を均等に分割する(12星座、各30度)という方法はバビロニアの慣習的な区分であり、現実を反映していない。天文学的には、さそり座はわずか7日間しか続かないのに対し、おとめ座は45日間も続く。また、占星術師たちは12ヶ月のシステムを維持するために、へびつかい座 (Ophiuchus)のような星座の存在を無視してきた。
宗教的視点:新しい姿の占い
星の動きに基づいて未来を予見しようとしたり、性格を分析したりすることは、占い(カハーナ)や魔術の一種である。宗教的テキストはこの道を厳しく警告している。
「占い師や予言者のもとを訪れ、その言うことを信じる者は、ムハンマドに下されたものを拒否したことになる。」
アフマドが伝承し、アルバーニーが真正と認めた。またサヒーフ・ムスリムによれば、占い師に問う者は40日間の礼拝が受け入れられない。占星術は、預言者 ﷺ が「星の知識の一部を学んだ者は、魔術の一部を学んだことになる」と言われたように、魔術に依存した現代の占いなのである。
占星術的論理の破綻
理性的観点から見れば、全人類をわずか12のパターンに分類するという考えは、膨大な人間の多様性にそぐわない原始的な発想である。古くからこの論理への批判としてこう言われてきた。
「大洪水の中の占星術師に問え。全員が『溺死の星』の下に生まれたのか、と。」
これらの行為は、人々を神への信頼(タワックル)から遠ざけ、神以外の者が不可視の領域(ガイブ)を知っていると錯覚させるための悪魔の手段に過ぎない。それは人を朝には信者であっても夕方には不信仰者に変えてしまう試練(フィトナ)の一つである。これらの迷信に陥らぬよう、厳重に注意すべきである。